高血圧患者の術後に有用なメインテートとパイナップル

高血圧は生活習慣病として知られるようになりました。生活習慣が原因となって血圧が高い状態が維持されてしまい、それによって生じた血管への負担が引き金となって動脈硬化をはじめとした様々な疾患へとつながっていきます。そういった多様な疾患へのリスクが高まるということが世の中に知られるようになりましたが、リスクはそれだけではありません。高血圧が原因であるかどうかに関わらず、手術が必要になった際には健常者よりも常にハイリスクになります。術中もさることながら、術後に血圧上昇を伴うことが多いからです。麻酔からの覚醒時に交感神経が活発になることで血圧上昇が起こるとされています。術後の高血圧に対してよく用いられるのがメインテートです。メインテートはβ遮断薬に分類される降圧薬であり、交感神経系のうち心臓等に分布するβ受容体を遮断することで降圧効果を示します。そのため、術後の覚醒による交感神経の活性化の影響を直接遮断することができるという点でメインテートが優れていると考えられています。
メインテートの使用によってリスクは低減できるものの、高血圧患者が手術を行うというのはより避けて通りたい道となります。これが高血圧治療が推進されている理由の一つでもあります。高血圧の治療においては食事療法が大切であり、ナトリウムを減らしてカリウムを増やすということが重要視されます。パイナップルはカリウムを多く含む果物として優れたものです。パイナップルには他の栄養素も多く、普段の食生活に取り入れるのに理想的なものです。しかし、気をつけなければならないのはメインテートを服用する際にカリウムの多いパイナップルを食べ過ぎると高カリウム血症になるリスクがあるということであり、食べ合わせに注意しなければなりません。