Try looking in the monthly archives. 11月 2015

ギンギバリス菌から示唆されるメインテート治療の効果

歯周病菌の一つであるギンギバリス菌が非アルコール性脂肪肝の原因であるという研究報告がなされて医療界に衝撃が走りました。現代の多くの人が苦しんでいる歯周病の原因菌であるギンギバリス菌と、また原因が分からずに脂肪肝に悩んでいる人が多かった非アルコール性脂肪肝とがつながったからです。現代になって問題になってきたこれらの病気がギンギバリス菌によってつなげられたことは、他の疾患についても同様の関連性が見いだされる可能性を示唆しています。
死の四重奏として知られるようになった生活習慣病の高血圧、高脂血症、肥満、糖尿病もこれに類似したものとも言えます。生活習慣に根ざして併発する恐れがあるこれらの疾患は互いに結びついていると考えることもできるからです。メインテートは高血圧の治療に用いられますが、そのメカニズムは心臓の負担を和らげることにあります。血圧には心臓や腎臓の影響も大きく、メインテートはそのうちの心臓に関与しています。糖尿病は腎臓の機能低下を起こすことが多く、これが高血圧につながる場合もあります。そういった場合にはメインテートも使用可能ですが、メインテートよりはむしろ腎臓の保護作用があるとされるACE阻害剤やARBが選ばれるのが典型的です。こういった互いの関連性を考えた治療が行われていくことになるのです。
同様のことが食事療法について言うこともできます。亜麻仁油は不飽和脂肪酸を多く含むことから健康に良いとされています。亜麻仁油の摂取によって高血圧や動脈硬化の予防になりますが、がんや花粉症の予防にも有効とされています。それに加えて亜麻仁油には美容効果もあり、様々な形で身体の機能を改善するのに役立つことから、不飽和脂肪酸を介してこういった一連の疾患が関わっているという解釈もできるでしょう。